GC PRESS<リピジュア>- ⅕ Vol.1
化粧水をつけるとピリピリする…
肌が敏感な時のスキンケアってどうしたらいいの?
◉敏感肌って?
実は敏感肌には、皮膚科学的な明確な定義はありません。一般的には、日々の洗顔やスキンケアなどのちょっとした刺激でヒリヒリしたり、赤みやかゆみが出る肌状態のことを指すとされています。元々、肌が弱く、刺激に敏感に反応してしまうケースもあれば、普段は問題なく使用できている化粧品が、季節の変わり目、生理前、ストレスを感じた時などに肌に合わなくなるなど、季節や体調、生活環境などに影響されることも多いとされています。
◉敏感肌ってどうして起こるの?
<理由①>乾燥によるバリア機能の低下
以下の図は、それぞれ健康な肌と敏感状態の肌の表面(角質層)を比較したものです。一般的に、皮膚のうるおい(水分量)は、健康肌の図にあるように、NMF(天然保湿因子)・細胞間脂質・皮脂の3つの保湿因子によって一定に保たれています。一方、敏感肌は、皮脂や細胞間脂質などの肌の油分が極端に少なく、角層内の水分が蒸散し、深刻な乾燥状態を引き起こしています。肌の水分量が少なくなると、肌本来のバリア機能が失われ、外部からの刺激を跳ね返すことができなくなり、普段は問題ないものにも過剰に反応してしまうのです。肌の油分(皮脂・細胞間脂質)は、過度な洗顔によって奪われたり、また、生まれつき分泌量が少ない人もいます。
<理由②>お肌の監視役ランゲルハンス細胞の暴走
角層のさらに奥、真皮層には、ランゲルハンス細胞が存在しています。ランゲルハンス細胞は、常に肌を見張っており、外部から肌に悪影響を与える物質が侵入することを防ぐのが役割で、いわばお肌の監視役です。そんな美肌の強い味方であるはずのランゲルハンス細胞ですが、バリア機能が崩れた状態が続くと、暴走することも…。本来、ランゲルハンス細胞は、真皮層エリア内のパトロールが任務なのですが、お肌の危機を感じたために、担当エリア外の角層エリアにまでニョキニョキと手を伸ばし、パトロール範囲を勝手に広げてしまうのです。私たちが普段使用している化粧品は角層エリアに働きかけるものなので、通常は、真皮層にいるランゲルハンス細胞のパトロール対象にはならないのですが、警戒心MAXのランゲルハンス細胞が角層に進出してくると、いつもの化粧水やクリームを「外部からの異物侵入だ!」と勘違いし、排除しようとして、刺激やかゆみ・炎症を引き起こすことがあるのです。
◉敏感肌のあなたにおすすめのアイテム
グランコンクシリーズ リピジュア®
リピジュアは、人工臓器の表面処理剤として開発されたポリマー素材*で、医療現場でも使用されています。
(*ポリマー:同一の単体構造物が複数連なってできている物質、「重合体」「高分子」とも表現される)
<リピジュアの構造>
<リピジュアがおすすめなワケ:生体適合性>
リピジュアは、非常に生体適合性の高い素材として知られています。その生体適合性の高さは、リピジュアが持つPC基(フォスフォリルコリン基)という構造に由来しています。PC基とは、細胞膜(生体膜)の主成分であるリン脂質の親水性部分のことであり、この構造があることによって、人の肌表面に高い親和性を示します。外部からの刺激や異物に敏感になっている状態の時は、あらゆるものに反応を示しますが、生体適合性の高いリピジュアであれば、拒絶反応なく使用でき、また、塗布することで、擬似的に皮膚を形成できるため、外部からの刺激をブロックしてくれます。
◉使い方
普段お使いの化粧水またはお水を適量(約1ml)手に取り、そこにグランコンクシリーズ リピジュア®を2~3滴加え、手のひらでよく混ぜ合わせてからお顔に塗布してください。手のひらや指を使いながら、お顔を包み込むように、優しく化粧水を押し込んでください。その後は、いつも通りのスキンケアをおこなってください。
*万が一、刺激を感じる場合には、すぐに水で洗い流してください。
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