リポソームってなに?

リポソームってなに?<動画撮影より>

【美容マニア必見】リポソームって一体なに?話題の成分を徹底解説!

最近、美容業界でよく耳にする「リポソーム」という言葉。大谷翔平選手がCMに出演している某有名化粧品にも使われていることで、さらに注目を集めています。

「リポソームって何が良いの?」「普通の化粧品とどう違うの?」そんな疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。本記事では、化粧品原料メーカーでの研究経験を持つ橋田氏と化粧品開発者の藤川が、リポソームの正体を徹底解説します。

リポソームって一体なに?

リポソームとは、「カプセル」のような構造を持つ成分です。主にレシチンという物質から作られ、卵黄や大豆から抽出されます。最近は植物由来の大豆レシチンが特に人気です。このレシチンは、私たちの細胞膜を構成している成分と同じため、肌への親和性が高く、浸透しやすいという特徴があります。

リポソームの構造はどうなっているの?

リポソームは、親水性と親油性の両方の性質を持つレシチンが集まってできています。水の中でおたまじゃくしのような形をした成分が集まり、薄い膜を形成します。この膜は外側が水に馴染む親水性、内側が油に馴染む親油性という性質を持ち、水と油を混ぜ合わせることができます。

さらに、リポソームは玉ねぎのような多層構造をしており、この構造によって水溶性と油溶性の両方の美容成分を包み込み、肌の奥深くまで段階的に浸透させることができます。

なぜリポソームは高いの?

リポソームを使用した化粧品が高価な理由は主に2つあります。1つ目は、原料となるレシチンが天然由来の希少な成分であること。2つ目は、リポソームの製造に高度な技術と特殊な機械が必要なことです。これらの要因により、必然的にコストが高くなってしまいます。

リポソームはなぜ良いの?

リポソームの最大の魅力は、お肌への高い浸透力です。お肌の細胞膜と同じ構造をしているため、肌に馴染みやすく、水溶性・油溶性の両方の成分を同時に届けることができます。また、肌への親和性が高いため、刺激が少なく、お肌に優しいという特徴もあります。

【ちょっとマニアックな話】リポソームの注意点

リポソーム化粧品を選ぶ際の重要な注意点があります。市場には、実際にはリポソーム化されておらず、単にレシチンを乳化剤として使用しているだけの製品も存在します。レシチンは乳化剤としても優秀で、ある程度の浸透力はありますが、リポソーム化されていないと多重構造にならず、成分を奥まで届ける力が弱くなってしまいます。そのため、本当にリポソーム化された製品かどうかを確認することが大切です。

まとめ

リポソームは、肌への浸透力が高く、美容効果の高い成分を肌の奥深くまで届けることができる、優れた成分です。

しかし、リポソーム化されていない製品も存在するので、本当にリポソーム化されたものを見極めて、効果的なスキンケアをしましょう。

今回の記事が、あなたの美容知識向上の一助となれば幸いです。

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